エアコンクリーニングの専門業者にエアコン清掃を頼んだ場合でも、掃除によって壊れてしまったり、エアコンの調子が悪くなることが絶対ないとは言い切れません。
そこで今回は、エアコンクリーニング時に起きやすい5つのトラブルとその解決策(保証)についてまとめました。
トラブルの中には事前に回避できるものもあります。
また、万が一トラブルが発生したときでも誠実に対応してくれる業者を選んでおけば困ることもありません。
この記事を読んでおけば、もしトラブルが起きても慌てずに対応できると思うので、しっかり読んでくださいね。
エアコンクリーニングで起こりやすい5つのトラブル
エアコンクリーニングを業者に依頼したときに起こりやすいトラブルは次の5つです。
- 物理的に壊れた
- 正常に動かなくなった
- エアコンからの匂いが落ちていない
- エアコン以外のものを壊した
- 追加料金を請求された
1つ1つ説明しますね。
エアコンが物理的に壊れた
エアコンクリーニングで一番多いトラブルはエアコンが物理的に破損してしまうことです。
具体的には、エアコンのカバーを外す時や洗浄して立てかけた時などに、細く薄い接合部が折れてしまったりすることがあります。
また、頭の高さ以上の高所で部品を外すため、手元が滑って部品を落として破損させてしまうことなどもあります。
プラスチックの部品の物理的な破損は、主に急いで慌てていたなどの業者側の不注意により引き起こされることもありますが、過去の業者のクリーニングによる負荷や日々の生活で生じた紫外線、カビや油分などの汚れによる経年の劣化で耐久性が低下して引き起こされることもあります。
エアコンが正常に動かなくなった
「エアコンクリーニングを業者に依頼したら、エアコンが正常に動かなくなってしまった・・」というトラブルも良く聞きます。
クリーニング業者は、掃除を始める前に、電源の入切や運転切替、送風の風量の変化などをチェックして正常動作していると確認した上でクリーニングを開始しますが、「作業後の終了確認時に反応しない」、「送風口のルーバーが動かない」、「電源を入れたらブレーカーが落ちる」といった異常が発生することがあります。
これらは主に高圧洗浄の際に水気が基盤やモーターなどの電装部に入り込んで配線間にショートが発生したことによって引き起こされます。
エアコンからの臭いが落ちていない
エアコンクリーニングをしても悪臭が消えなかったというトラブルも多いです。
エアコンからは、エアコンに蓄積されたカビや油、タバコのヤニなどにより、カビ臭さや酸っぱい異臭などが発生することがあります。
そのような異臭を解消したくて掃除を依頼したのに、クリーニングしても異臭がなくならないのは悔しいですよね・・・
エアコンからの悪臭は、主にクリーニングの際に見えない部分に悪臭の原因があるから。
エアコンの掃除は奥まで洗浄しますが、やはり限界があります。
ファンの裏側などエアコン内部の死角の汚れが除去しきれていないために、このような悪臭トラブルが引き起こされることがあるんです。
エアコン以外のものを壊された
エアコンクリーニング自体は問題なく終了したけれど、クリーニングの途中でエアコンの周辺のものを壊されたというトラブルもあります。
例えば、高圧洗浄の際に漏れた水で壁紙を汚してしまったり、高圧洗浄機のホースがお客様の私物に引っ掛かって倒してしまい、そのまま破損させてしまうことなどがあります。
これらは主に作業員のミスが原因です。
高圧洗浄前の養生が緩いために生じた隙間から水が漏れて壁紙に浸透してしまったり、高圧洗浄機のホースの動線を確保することを怠ったりなど人為的ミスなので、作業員自体の問題であることがほとんどです。
見積外の追加料金を請求された
「エアコンクリーニングで想定外の追加料金を請求された」というトラブルもあります。
具体的には依頼したエアコンにお掃除機能が付いていた、または室外機を洗浄した、もしくは有料の駐車場を利用したことなどを原因として追加料金が発生することがあります。
基本的に汚れの程度で料金を変動させる業者はいませんが、お掃除機能付き、室外機洗浄などのオプションによりかかった手間分の料金を請求されることはあります。
有料の駐車場を利用させる場合も同様で、何らかの理由で新たに業者に負担が掛かる場合には料金が増加することがあります。
そのようなトラブルを避けるためにも、事前の確認が大事になりますね。
エアコントラブルが発生した場合の掃除業者の保証
エアコンクリーニングの途中でトラブルが起きてしまったとき、泣き寝入りするのはイヤですよね。
何らかのトラブルが発生したとき、掃除業者側で何らかの保証をしてくれることがあります。
主な保証方法としては次の4つが多いです。
- 修理する
- 掃除をやり直す
- 代替品を用意
- 金銭保証
すべての業者が保証してくれるとは限りませんが、まずは、どのような保証なら対応してもらえるのか、掃除業者と協議してみましょう。
個人業者は保証をしてくれないことがあります。
そのようなトラブルを避けるため、おそうじ本舗のような大手に依頼するのが安心です。
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壊れた個所を修理する
クリーニングによってエアコントラブルが発生した場合、まずは業者によって「修理対応」が行われます。
部品に破損や亀裂が発生した時や電装品がショートして使い物にならなくなってしまった時などは主に故障させた部品を新しいものと交換します。
また、カバーの留め具などエアコンの機能自体にあまり影響がない部位については接着剤による接着といった応急処置をすることもあります。
なお、作業当日に業者が交換部品を所持していることは稀なために数日から数週間後の部品交換の対応となる他、エアコンの型式が古く部品が廃盤になってしまったりと入手が難しい場合には交換による修理が不能となる事もありますので注意しましょう。
エアコン掃除をやり直す
業者が再度、掃除をやり直すこともあります。
クリーニング後もカバーの裏側などに汚れが残っていたり、カビやヤニ臭い臭いが取れないときなどには業者に申し出れば無料で再洗浄をしてもらえることが多いです。
但し、再洗浄したとしても、必ずにおいや無くなるわけではありません。
壁掛けの状態のままの洗浄では熱交換器の裏側やドレンパンの奥まで洗浄は行き届きにくいためにどうしても汚れが残り臭いが発生してしまう事もあり、その場合は全て分解しないと臭いが取れないからです。
また、完全分解による洗浄は基本的に保証としては取り扱っておらず、普通の洗浄後であっても別料金となるケースが多いために注意しましょう。
エアコン代替品を用意(後継モデル)
エアコンが壊れてしまい、使えなくなったときは、後継の代替品を用意する対応をすることもあります。
ただし、基本的にはエアコン本体の買い換えになる様な保証をしてくれる業者はいません。
汚れて異臭を出して掃除を依頼している状態は通常のエアコンでは無く、本来の機能を失い半ば故障しているものと同様とされているためです。
エアコン本体の代替品の用意は普通では断られてしまう場合が多いため注意しましょう。
金銭保証(減価償却)
部品の調達や再清掃でも解決できない場合、クリーニング業者が金銭を保証してくれることがあります。
たとえば、製造5年目のエアコンで動作不能となった際には「すぐに代金返還・代替機」というよりも、ブレーカーやコンセントからの通電確認やリモコンの電池の確認、エアコンのリセットの実施などその場で尽くせる限りの手を尽くしてそれでも動かない場合、最終的にサービス代の返還という流れになります。
但し、金銭保証はクリーニング代の全額返金が限界。
エアコン本体の経年に応じた減価償却を考慮した価格を保証するという事は基本的にありません。
汚れて異臭を出して掃除を依頼している状態は通常のエアコンでは無く、本来の機能を失い半ば故障しているものと同様とされているためです。
エアコン本体の価格の保証は普通では断られてしまう場合が多いため、あまり期待しない方が良いですね。
掃除業者は、過ちを犯さないように繊細に作業をしています。
だから、代替品や金銭保証などが行われることが少ないです。
エアコンクリーニングの保証についての3つの注意点
エアコンクリーニングによるトラブルの保証を受ける場合でも、以下の3点は事前に注意しておきましょう。
- 保証対象外の場合がある
- 業者によって対応が違う
- なるべく早めに言う
保証対象外の場合がある
エアコンの製造日から10年以上が経過している場合は保証対象から外れる場合があります。
なぜならば、メーカーの延長保証でも10年を限度として部品なども廃盤となっているほか、紫外線や汚れ、酸化などによる経年劣化でプラスチック部は脆く折れやすくなっているなど本体も限界が近くなっているからです。
また、クリーニング作業前からエアコンに亀裂が入っているなど、もともと破損している場合にも保証対象から外れる場合があります。
部品の取り外しの際などに力が掛かる事で通常よりも簡単に破損する可能性があるからです。
なお、良い業者であれば基本的に亀裂のある部品だけ保証対象外にしますが、悪い業者であれば保証を避けるため亀裂部品以外のエアコン全体を保証対象外とすることもあります。
どんなエアコンクリーニング業者を選ぶかというのは大切ですね。
エアコンクリーニング業者によって対応が違う
法人や個人の事業者に関わらず、基本的には賠償責任保険に加入します。
賠償責任保険は部品一つの小さな事故からクロスの汚損による張替えに生じた費用や高価な絨毯などの家具など大掛かりなトラブルまで適用されます。だから、もし部品1つだけの破損があっても、業者は保証しようとすれば保証できるんです。
ただ、賠償責任保険では、保険会社によっては次回以降の保険料の支払いが1割増すなどのペナルティが課されることがあります。
そのため、加入しているとは明示していてもあまり保証をしたがらない業者や、経費削減のために賠償責任保険に加入していないなどの悪質な業者もいます。
エアコンクリーニングの途中でお客様に何らかの被害を与えてしまった場合、まず業者が金銭などの保証を実施します。
その後、交換した部品などの領収書等を保険会社に提出して申請をし、業者に保険金が下りるようになっています。
この手続きが面倒なので、あえて賠償責任保険を使用しないクリーニング業者もいます。
このように業者によって対応はまちまちなので賠償責任保険に関して業者は慎重に選んだ方が良いでしょう。
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やはり、大手が一番安心です・・
なるべく早めに言う
エアコンに不具合があっても、エアコンクリーニングから時間が経過してしまうと、不具合の原因がクリーニングによるものかどうか不明な場合もあります。
例えば、エアコンクリーニング後1ヶ月ほど経過してしまうと、
- カビの臭いが気になる様になった
- リモコンの操作に反応しなくなった
- 電源を入れるとガタガタと音を立てる様になった
などの異常では判断が難しくなります。
なぜなら、お掃除を依頼されるようなエアコンは通例、製造から何年も経過してメーカーの保証ギリギリ、もしくは保証外であることから、そもそも蓄積されていた汚れや経年劣化で異常が発生しやすくなっているためです。
また、作業後から時間が経てばそれだけカビや細菌は増殖しますし、虫などの異物の混入も考えられます。
そのため、業界ではおおよそ「3日以内」をクリーニングによる異常の判断基準としていますので、異常があれば早めに連絡しましょう。
なお、完全分解洗浄の場合は保証の範囲を1年以内としている業者もいます。
完全分解洗浄の場合には壁掛けの状態よりもより細部に行き渡って洗浄を施し、製造当時の清潔さにより近い状態にしていますのでこの保証を可能としています。
エアコンクリーニング業者によるトラブルと保証
せっかくエアコンをきれいにしようと業者に掃除をお願いしたのに、キレイになるどころか、壊されてしまうのはイヤですよね。
「そんな、壊れるなんて確率は低いのでは?」と思うかも知れませんが、私の会社の同僚も壊された&保証してくれなかった当事者なので、エアコンクリーニングのトラブルは実は結構多いのではないかと思います。
保証期間であれば動作不良や水漏れ、異音についても対応してくれますが、製造から10年以上経過したものや故障によるエアコン本体の代替品交換や本体価格の保証などは基本的に不可であることは覚えておきましょう。
また、賠償責任保険に入っていないために保証を行わない業者もいますので、賠償責任保険に関して業者は慎重に選んでくださいね。
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