エアコンクリーニングを頼むとき、オプションメニューを頼むべきか迷いますよね。
クリーニング屋さんにオススメされると契約しそうになるけれど、「本当に効果あるの?」「別にやらなくていいんじゃない?」と思うようなオプションメニューもあります。
そこで今回は、エアコンクリーニングの業者さんに直接取材!
オプションメニューの必要性や価格相場までを深堀りしてきました。
- 室外機
- 抗菌コート
- 防カビコート
- エコ洗剤(エコ洗浄)
- ドレンパン
- 害虫駆除(ゴキブリ駆除)
- ガス補充(ガス漏れ)
- ドレンホース
室外機のクリーニングの必要性(エアコンクリーニングオプション)
「室外機」のクリーニングでは、室外機の周りを覆うカバーを外し、内部のプロペラや熱交換器などを掃除します。
室外機はもともと外で利用することを前提として製造されているので、外気やごみにも負けない、強固な作りになっています。
そう思って、エアコンクリーニング業者さんに聞いてみたところ・・
やはり室外機の掃除はした方が良いです。
室外機クリーニングが必要な理由
室外機クリーニングのオプションをお願いした方が良い理由としては、室外機の熱交換器はたくさんのアルミの板の層で構成されているから。
アルミ板の層に、ホコリや落ち葉といったゴミが挟まって詰まりやすくなるからです。
プロペラの回転によって風を生み出し、エアコンで吸った空気の熱を冷ますため、熱交換器が目詰まりすると効率よく風が通らずに空気が冷えにくくなります。
そのため、冷却のためにより稼働しなくてはならなくなるので電気代や室外機への負担が増える事に繋がってしまいます。
室外機のクリーニング方法
室外機のクリーニングの手順は、次の2ステップ。
- 外側カバーを外し、内部の電装部に水が掛からないように養生します。
- 中の熱交換器やプロペラの部分を高圧洗浄機で洗います。
なお、マンションやアパートなどで室外機が床上2.5m以上の高さにある場合や、外壁に取り付けられているなど排水口が無い場合は、作業周囲に発生する漏水や飛散などを考慮して掃除できない場合があります。
また、室外機を分解することなく、外側からホースで水をかけるだけで「室外機の掃除をした」とする業者もいます。
そのような外側からのホースなんて素人でもできますし、室外機内部も全くきれいになりませんので、業者選びには注意しましょう。
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全国展開しているお掃除専門業者なので、安心してお任せできます!
室外機の掃除は、こんな人にオススメ!
定期的な室外機の掃除は必要ですが、エアコン本体をクリーニングするたびに室外機も掃除しなければいけないということはありません。
まず、熱交換器のアルミ板に目に見えてホコリや落ち葉などが詰まっている場合は、室外機の掃除も頼んだ方が良いです。
詰りによる余計な電力の消耗が発生していることがあるので、室外機をきれいにすることで電気代の節約になる可能性がありますよ!
また、付着した砂埃やカビによる汚れが気になる人も室外機オプションをお勧めします。
なぜなら、砂埃由来のもらいサビやカビによる室外機の劣化を防ぐことができるためです。
室外機オプションの価格相場
室外機オプションの価格相場は、5,000円~10,000円。
すっごく安い業者もいますが、前述のように、形だけの清掃で内部は全くキレイにならない場合があるので、すごく安い価格設定の場合は、室外機の清掃方法を事前に聞いてみましょう。
防カビコートは必要?(エアコンクリーニングオプション)
「防カビコート」とは、エアコンの洗浄後に熱交換器や吹出し口などに吹き付ける、カビ防止のためのコーティング剤のことを言います。
だけど・・・実は、防カビコートはしなくても良いです。
たしかに、「防カビコート」そのものはおよそ6ヶ月~1年とカビの忌避効果が見込めます。
しかし、エアコンの経年の使用によってコーティングの上からホコリや油が蓄積してまうので、むしろ防カビコートをした方が、ガビの育つ土壌ができてしまうからです。
また、防カビコートスプレーは水溶性のため、梅雨などの高い湿気や温度差により発生した結露によってコート剤が徐々に流れ出てしまう恐れがあります。
エアコン自体のお掃除の周期は1年が望ましいとされているため、あえて防カビコートを行う必要性はありません。
防かびコートの手順
防カビコートの手順は、次の3ステップ。
- エアコン本体の洗浄後に熱交換器などが剥き出しになっている状態にします。
- 熱交換器や吹き出し口に、アルコールなどを主成分とする防カビコーティング剤をスプレー。
- 馴染ませるために数分から数十分程度放置します。
防カビコートはこんな人にオススメ!
前述のとおり、防カビコートは基本的に不要ですが、カビに対し特に鋭敏で強いアレルギー反応が出る人は、防カビオプションを付けてもいいですね。
但し、防カビコートの効果は、カビの増殖を短時間抑えることしかできませんので、数カ月に一度、こまめにコートの塗り直しが必要です。
防カビコートの価格相場
防カビコートの価格相場は、2,000円~5,000円程度です。
「防カビコート」のスプレーは、使用する薬品と業者により価格が大幅に違います。
独自製法の薬品であるほど高額ですが、カビ自体があまりにも空気中に存在しているために1年以上の防カビ効果を見込むのは不可能です。
したがって、やっぱりスプレーする必要はありませんし、もし防カビスプレーをする場合でも、そんなに高額なものは不要です。
エコ洗浄は必要?(エアコンクリーニングオプション)
エコ洗浄オプションとは、エアコンの洗浄の際の洗剤を植物由来の成分が含まれたエコ洗剤に変更すること。
普通の洗剤と比べて、人や環境への負荷がより少ない洗剤にするんです。
そう思って、業者さんに聞いてみたところ、「エコ洗浄」オプションはお願いした方が良いみたい。
エコ洗剤をおすすめする理由
エコ洗浄に使われる「エコ洗剤」は、人や環境への負荷がより少ない洗剤。
植物由来の成分が含まれた洗剤の多くは素材を傷めにくく、アレルゲン物質が混入していないものが多いんですって。
そのようなエコ洗剤を使うと、洗剤による熱交換器のアルミフィンなどへの痛みが少ないですし、万が一洗剤がエアコンに残ったとしても揮発成分が小さなお子様やペットに与える影響が少ないです。
また、生分解性が高いので、水道に流れても合成洗剤よりも早く無害なものへと変わるので、環境汚染に繋がりません。
「エコ洗剤」に変えるだけで、健康にも環境にも良いならば、エコ洗剤を使った方がよさそうですね。
特に、赤ちゃんやペット、お年寄りのいる家庭にはおすすめです!
エコ洗浄の方法の価格相場
エコ洗浄の手順は、普通の洗浄の場合と変わりません。
単純に、洗剤の種類を変更するだけです。
エアコンのカバーなどを分解後、熱交換器や吹出し口といった部位にエコ洗剤をスプレーで塗布し馴染ませた後に高圧洗浄機で洗浄します。
エコ洗浄の価格相場は、3,000円~5,000円。
なお、掃除業者さんによっては、「エコ洗剤」を普通に使っているので、エコ洗浄オプションが存在しない場合もあります。
どのような洗剤を使っているのかは、実際に聞いてみないとわかりませんので、一度業者さんに使用洗剤を聞いてみましょう。
ドレンパンの掃除は必要?(エアコンクリーニングオプション)
ドレンパンとは、エアコンの下にある汚れが溜まる部分。
通常のエアコンクリーニングでは取り外すことはしませんが、オプションを頼むと、エアコンの分解の際に熱交換器の下のドレンパンを外して洗浄してくれます。
もしも、通常のクリーニングでカビ臭さが取れないくらいカビ臭い場合はドレンパンの掃除をオプションでした方が良いです。
ドレンパンは熱交換器に発生した結露の受け皿となっており、水分でカビや雑菌が繁殖しやすい部分。
そのため、熱交換器や送風口周りの掃除だけしてもドレンパンの汚れは取りきれず、再度カビや雑菌が増殖して臭いの元になったり、溜まったホコリで排水口が詰まって水漏れを引き起こすこともあるので、徹底的に掃除した方がよいです。
ドレンパンの掃除方法と相場価格
ドレンパンの掃除の手順は、まずエアコンのカバーなどを分解後、熱交換器の下からドレンパンを外して洗浄します。
ドレンパンのオプションの相場価格は、3,000円~5,000円。
なお、東芝などメーカーによってはドレンパンが基盤やファンなどと一体型になっており、完全分解洗浄が必要な場合があります。その場合は掛かる費用や時間が増しますので注意しましょう。
・通常のクリーニングをしてもカビの臭いが消えない人
→ドレンパンにカビや雑菌が非常に繁殖している可能性アリ
・エアコンから水漏れがある人
→排水口が詰まってドレンパンに水が溜まっている可能性アリ
防虫処理は必要?(エアコンクリーニングオプション)
防虫処理はエアコンのドレンホースの先端に防虫処理(防虫キャップ)を施すオプションです。
もしも、エアコンのドレンホースが地面に接している場合は、防虫処理をした方が良いです。
なぜなら、ドレンホースが地面に接している場合や使用していないときなどはドレンホースの先端からゴキブリといった害虫が入り込むことがあるためです。特に冬場などは温かさを求めて虫が寄って来やすいため、侵入経路の一つとなります。
防虫処理の手順と価格相場
防虫処理は、エアコン本体の洗浄後にドレンホースの先端に防虫キャップを取り付け、外れないようにテープなどで固定します。
防虫処理の価格相場は、500円~1,000円。結構お得ですね!
なお、クリーニング業者よりも、どちらかというとエアコン工事業者の方が防虫処理を取り扱う事が多いので、エアコン設置時に防虫処理を行うのが一番良いです。
また、オプションで明示しているクリーニング業者も少ないため、サービスを利用したい場合は予め問い合わせるなど業者選びに注意する必要があります。
ドレンホースが地面に着いている人
→ホースの先端から害虫が侵入する可能性アリ
冷媒ガス補充は必要?(エアコンクリーニングオプション)
冷媒ガス補充とは、エアコンの熱交換器の配管に冷媒ガスを補充することです。
冷房にしても風が冷たくならない場合は、冷媒ガス補充をした方が良いです。
なぜなら、取り付け工事の不備や経年劣化による配管の損傷により、冷媒ガスが配管の中から漏れてしまう事があるためです。
冷媒ガスが抜けてしまうと室内の空気を冷ましたりすることが困難となり、エアコンの機能が不十分なものとなります。
冷媒ガス補充の手順と価格相場
冷媒ガス補充は、エアコンの室外機などから配管内の残留ガスを真空ポンプで回収し、配管内を乾かしてから新たに冷媒ガスを充填します。
価格相場は、1,5000円~20,000円。
なお、冷媒ガス補充を取り扱うのは、クリーニング業者よりもエアコン工事業者の方が多いです。取扱っていないクリーニング業者も多いので、業者選びに注意してくださいね。
冷暖房の効きが悪い人
→熱交換器の配管内の冷媒ガスが漏れている可能性アリ
ドレンホースの掃除は必要?(エアコンクリーニングオプション)
ドレンホースの掃除はエアコンのドレンホースの内部を掃除します。
エアコン本体から水漏れがある場合は、ドレンホースの掃除をした方が良いです。
なぜなら、ドレンホースの内部がゴミや虫で詰まっている場合、エアコンの稼働により発生した結露が排出されずに蓄積してそのまま水漏れと繋がる可能性があるためです。
エアコン本体のクリーニングによりホコリがホース内に詰まることもあり、本体を掃除したことで2次的に水漏れが起こる事もあります。
ドレンホース掃除の掃除方法と価格相場
ドレンホース掃除の価格相場は、5,000円~8,000円です。
ドレンホースの掃除は、ドレンホースの先端から専用のバキュームを用いて吸い込み、半ば真空状態にして内部のゴミなどを除きます。
なお、ドレンホースのクリーニングを行うと明示しているクリーニング業者は少ないため、サービスを利用したい場合は予め問い合わせるなど業者選びに注意する必要があります。
【まとめ】エアコンクリーニングのオプションは不要?
たくさんオプションがあるとどれにしようか迷ってしまいますが、上にその判断基準を書いたので、自分に必要なオプションを賢く使うと良いですね。
個人的におすすめはエコ洗剤。
エアコンクリーニングは洗剤を使って行い、その洗剤はきちんと水で流しますが、やはり少し残留してしまうこともありますよね。
そんなとき、残留してもエコ洗剤なら安心かなと思うんです。
小さいながらも環境保全に貢献もできるので、エコ洗剤オプションを検討してみてはいかがでしょうか。
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