久しぶりにエアコンのスイッチを付けたら・・・なんかくさい!!
イヤな臭いがすることってありますよね。
エアコンからの異臭を除去するには、エアコンクリーニングを業者にお願いするのが一番確実。
だけど、自分でできる応急処置もあるんですよ!
今回は、エアコン掃除のプロフェッショナルである執事がエアコンからの異臭を撃退する5つの方法を伝授します。
エアコンクリーニングを業者にするまでの「つなぎ」として試してみてくださいね!
- フィルターの掃除
- アルミフィンの掃除
- 送風口の掃除
- 結露水で洗浄
- 暖房運転で乾燥
すぐにエアコンクリーニング業者を呼びたい場合は、エアコンクリーニング業者のランキング記事を参考にしてください。
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エアコンからの臭いは4種類
「エアコンからの空気が臭い」と言っても、そのにおいは様々。
おおむね次の4種類に分けられます。
- カビ臭い
- タバコのヤニ臭い
- ペット臭い
- 酸っぱい臭い
カビ臭い
カビ臭さの原因は、エアコン内で増殖したカビ。
エアコンからの温かい風や冷たい風と共に空気中に飛んでくるのでカビ臭く感じます。
タバコのヤニ臭さ
タバコのヤニの臭いがするのは、エアコン内部にタバコのヤニや料理の時に使った油の酸化した臭いが付着して、エアコンからの送風と共に空気中に飛んでくるのが原因。
タバコを吸うご家庭や飲食店のエアコンで良く感じる臭いです。
ペット臭さ
ペットを飼っている家は要注意!
エアコンは、室内の空気を吸い込んだ後に冷却or加熱してから放出しているのですが、脂分を含んだペットの毛をエアコンが吸い込む&放出することで、ニオイ成分が家中を巡回してしまいます。
酸っぱい臭い
エアコンをつけると、鼻を突くような酸っぱい臭いがすることもよくありますよね。
この酸っぱい臭いの原因は、エアコンやドレンホース(エアコン内の空気や水分を外に出すホース)内で増殖した細菌。
増殖した細菌が発するニオイ成分がエアコンの送風とともに部屋中に放出されるので、酸っぱい匂いを感じるんです。
エアコンの臭いの3つの原因
エアコンから臭いが発生する原因は、主に次の3つ。
原因を押さえた上でニオイ対策を立てましょう!
- エアコン内部の汚れ
- エアコンの排水環境
- エアコンが設置されている室内の環境
エアコン内部の汚れ
臭いの原因としてまず考えられるのは、エアコンの室内機内の汚れです。
エアコンは室内の空気を吸い込んで冷却/加熱してから外に吐き出すというしくみですが、その過程でホコリだけでなくペットの毛、タバコの煙や気化した油なども一緒に吸い込むため、次第にエアコン内部に汚れが溜まってしまいます。
その結果、エアコンから出てくる空気にヤニやペットの臭いが発生してしまいます。

特に冷房では結露が発生するので、ホコリと水分(結露)が合わさって雑菌やカビが繁殖します。その時に雑菌が発生させた臭いの成分が飛んで酸っぱい臭いがしたり、増殖したカビが室内に飛ぶことでカビの臭いの原因となります。
- タバコのヤニの臭い
- ペットの臭い
- カビの臭い
- 酸っぱい臭い
エアコンクリーニング業者さんの体験談
エアコンクリーニング業者にインタビューしてみました。
エアコンの排水環境
臭いの原因として2つ目に考えられるのは、エアコンの排水環境です。
エアコンは室内の空気を吸い込んで冷却/加熱してから外に吐き出すというしくみですが、その過程で発生した結露はドレンホースを通じて排水します。
ホース内に残った水分で雑菌が繁殖しますので、その時に雑菌が発生させた臭いの成分がドレンホース内を伝ってエアコンの室内機に届くことで、臭いの成分が飛んで酸っぱい臭いがする原因となります。
- 酸っぱい臭い
エアコンが設置されている室内の環境
臭いの原因として3つ目に考えられるのは、エアコンが設置されている室内の環境です。
エアコンは室内の空気を吸い込んで冷却/加熱してから外に吐き出すというしくみですが、その過程で室内のカビやペットの毛、タバコの煙や気化した油なども一緒に吸い込んで吐き出します。その結果、エアコンから出てくる空気にはカビやペット、ヤニの臭いが発生してしまうんです。
- カビの臭い
- タバコのヤニの臭い
- ペットの臭い
特に梅雨時などは要注意!
室内でもカビが繁殖し、エアコンの付近の壁や天井で増殖していた場合はそのまま増殖したカビを吸い込んで吐き出すのでカビの臭いの原因となります。
また、エアコン自体は新品でも壁紙などがタバコのヤニで汚れていればその空気を吸い込んで吐き出しますのでヤニ臭さの原因にもなります。
エアコンの臭いは掃除で解決~応急処置~
来客の予定がある場合など、取り急ぎニオイを取り除きたいときもありますよね。
そんな応急処置にピッタリな5つの方法がありますよ。
- フィルターの掃除
- 送風口の掃除
- 結露水で洗浄
- 暖房運転で乾燥
- アルミフィンの掃除
フィルターの掃除
まずは、一番簡単なエアコンのフィルター掃除をしましょう。
エアコンから悪臭がする場合、フィルターにホコリやタバコのヤニ、ペットの毛が付着していることが多いです。
ホコリや毛を掃除機で吸い取り、中性洗剤を使って水洗いすれば臭いが軽減される可能性があります。
フィルターを掃除するだけで臭いが和らぐことがありますよ。
送風口の掃除
エアコンの送風口の掃除も大事です。
送風口にはタバコのヤニや気化した調理油、カビが付着しています。
中性洗剤を薄めた水に浸した雑巾などで送風口を掃除することで、匂いのもとを断ち切ることができますよ。
掃除中に送風口が動くと危険なので、エアコンの電源を切った状態で掃除してくださいね。
結露水で洗浄
エアコンに結露を作り、結露水で汚れを洗い流すこともできますよ。
やり方は簡単!
窓を開けて部屋の換気ができる状態にしてから、エアコンの最低温度(16℃もしくは18℃)の冷房で1時間ほど運転するだけでOKです。
エアコン内の臭い成分などが多量の結露に溶け込んで排水されるので、臭いの元を洗い流すことができます。
暖房運転で乾燥
エアコンで暖房を付けて内部を乾燥させる応急措置も効果的。
窓を開けて部屋の換気ができる状態にしてから、30℃ほどに設定した暖房で1~3時間ほど運転してみてください。
エアコン内が乾燥するので雑菌やカビが弱り、臭いが軽減する可能性がありますよ。
アルミフィンの掃除
最後に「アルミフィンの掃除」もご紹介しますね。
アルミフィンの掃除は市販のエアコン用掃除スプレーを使います。
これはちょっとレベルが高いので、上の4つの掃除をしても臭いが改善しないときにお勧め。
アルミフィンにはタバコのヤニや気化した調理油、ペットの毛が付着するため、市販のエアコン用スプレーを使って掃除することで臭いが軽減される可能性があるんです。
ただ、エアコン用スプレーはちゃんと洗い流さないと、むしろ更にカビが繁殖する原因にもなりかねません。
だから、あまりスプレーの使い方に自信がない方や、スプレーを使うにあたっての壁の養生などが上手にできない人は、エアコンクリーニング業者に依頼することをオススメします。
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エアコンの臭いを根本的に解決するならプロに頼もう
エアコンの臭いを改善するために自分でできる5つの方法をご紹介しましたが、残念ながらどれも「応急処置」であることは否定できません。
エアコンからの臭いを根本的に解決するなら、やはり掃除のプロにエアコンクリーニングを依頼するのがベストです。

プロに頼むと、専門の工具を使ってエアコン全体を覆うカバーなどを分解して裏側までキレイにします。
また、専用の洗剤と高圧洗浄により普通は届かないようなアルミフィンや送風ファンの奥まで徹底的にカビやヤニ汚れなどを洗浄し、大量の洗浄水によってドレンホースの内部も洗い流します。
家庭で掃除するよりもより新品に近い状態にキレイになりますので、しつこい嫌な臭いも解消することができますよ。
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掃除をしても臭いが残ってしまう場合の原因と対策
エアコンを掃除しても臭いが残ってしまうこともあります。
原因としてはエアコンの電装部など洗浄できない部分に臭いの素があって掃除しきれなかった場合や、カバーなどプラスチック部分に刻まれた傷に臭いが染み込んている場合、または部屋の外の臭い(壁紙に付着したタバコや調理油、ペットの毛などからによる臭い)をエアコンが吸い込んで吐き出していることが考えられます。
このような場合、エアコン自体に問題がある場合はエアコンの買い替えが最も確実な手段です。
ただ、買い替えた場合でも、フィルターの掃除を全くしていなかったり、日常からタバコを吸っていたりペットを飼っている等、エアコンの使用状況や環境が原因でエアコンが汚れた場合は、時間経過で同じように汚れてしまう可能性は残ります。
なお、もし、部屋の臭いを取りにくいなら、アロマや燻煙剤などを焚いてエアコンを含めた部屋全体を物理的に消臭してみるのもアリです。
活性炭など臭いを吸着するタイプよりも植物の精油など臭い消し成分を放出するタイプのほうが効果が見込るので試してみてくださいね!
エアコンからの臭いを防ぐための日頃のケア
最後に、簡単にできるエアコンのメンテナンス方法についてまとめますね。
エアコンから異臭がするのは、日々の汚れの積み重ねです。
少しずつエアコンも部屋も掃除しておけば、臭いに悩むことなく快適なエアコンライフが遅れますよ。
- こまめなフィルター掃除
- 使用後に送風運転
- こまめな部屋の換気
1.こまめなフィルター掃除
フィルター掃除をするとカビの栄養となるホコリが除去されてカビが育ちにくくなるので、カビの臭いが抑制されます。
また、ペットの毛やヤニなどの油汚れを洗い流すことでペット臭やヤニの臭いが抑制されます。
2.使用後に送風運転
冷房の使用後に2時間ほど送風で運転することで内部の結露が乾き、カビや雑菌が繁殖しにくくなるのでカビの臭いや酸っぱい臭いが抑制されます。
冷房を使わない時でも1ヶ月に一度は送風をすることでファンの奥やアルミフィンの隙間といった湿気の溜まりやすいエアコン内部の換気をすることができます。
特に、梅雨や雨天のときは換気が大切!
ファンの奥やアルミフィンの隙間は構造上、空気が通り難く湿気の溜まりやすい構造になっているので、換気をして湿気を飛ばしてあげる必要があります。
奥まった部分や隙間はただでさえゴキブリなどの虫の住処になりがち。
湿気を飛ばしてあげれば、ゴキブリなどが住み着くことを予防することもできます。
ゴキブリが居た体験談はこちら
なお、送風の代わりに「内部クリーン」のボタンがリモコンにある場合は内部クリーン機能で同様の効果を得られます。また、送風機能が無い場合は30℃近い温度で暖房運転をすることで内部を乾かすことができます。
3.こまめな部屋の換気
締め切った部屋の中でタバコを吸ったり、油を使った調理をすると、煙や油分が空気中に充満してエアコンの臭いの元となってしまいます。
定期的に窓を開けたりキッチンなどの換気扇を回すことで、部屋とエアコンへの臭いの染み付きを軽減することができます。
換気をすることで室内の空気中に飛んでいるホコリやカビの量を減らす事もできるので、是非やってみてくださいね。
エアコンからの臭いのまとめ
エアコンからの臭いは急に発生するものではなく、日々の汚れの積み重ねによって起きるものです。
日頃のケアはもちろん大事ですが、2年に一度はプロにエアコンクリーニングを頼んで汚れを一掃してもらいましょう。